シロアリを見つけたらどうするの?
シロアリ?いや、かな?
シロアリは光や乾燥を嫌いますから目の届かない場所に生息し繁殖します。
木の内部の柔らかいセルロースを主食とし、そこに巣を作りますから自宅に発生していても実物を目にすることは滅多にありません。
屋外であれば、シロアリを見つけた周辺を探してみてください。
古い木材や柵の杭、ウッドデッキなどに巣を作っている可能性があります。
巣を見つけたらまずは自分で駆除してみるのも被害を食い止める一策かもしれません。
しかし、屋内で頻繁にシロアリを見かけるようになったら問題です。
基礎部分の構造材を食べ尽くして次に場所へ移動している可能性があります。
セルフ駆除を考えるよりも一刻も早く業者に相談してみましょう。
すぐ出来るシロアリ対処法(応急措置)
屋内で見かけた
屋内でシロアリを見つけたとき大騒ぎしたくなる気持ちはわかりますが、まずは落ち着いてください。
シロアリはゴキブリのように素早く足もとに近寄ってきたり、飛びかかってきたりしません。
殺虫剤は使わない!
一番やってはいけないことは、いきなり殺虫剤をふきかけることです。
シロアリは1匹ではありません。
殺虫剤をふきかけられた生き残りのシロアリが巣に逃げ帰ると、殺虫剤のニオイを嫌った同じ巣のシロアリたちを家中に散らしてしまう恐れがあります。
そうなると後の駆除が難しくなります。
屋内でシロアリを見かけるということは、土壌から床下に侵入してきたシロアリが床下の基礎部分の木造建材をあらかた食べ尽くし、次の場所へ移動している可能があります。
そうなったらもはや素人がどうこうできる段階ではありません。
一刻も早く、プロに調査を依頼しましょう。調査・見積もりまでは原則として無料です。
屋外で見かけたときは
シロアリはどこにでもいる昆虫ですから屋外で見かけたとしても、それは当たり前のことです。
庭の樹木や土の中に生息しているものを完全に駆除することはできません。
対策として、ほったらかしの木材や積んである朽ち木、腐った柵の杭、腐ったウッドデッキなどは処分します。
その上で自宅にシロアリ予防を施しましょう。
ホームセンターやネットでエアゾール剤、液剤、粒材、設置型タイプのベント剤などが手に入ります。
自身での対策はあくまで被害を広げないための一時的なものです。
きちんとした精度の高い対策を望む場合は、プロのシロアリ駆除業者に依頼をしましょう。
シロアリ発見からのシロアリ駆除ステップ
1.シロアリを見つけたら……まずは深呼吸
シロアリは木造住宅の天敵、それがわが家に!大事件だ!
と大騒ぎしたくなる気持ちはわかります。
ともあれ落ち着きましょう。
シロアリは直接人に害をなす生きものではありません。
屋内で見かけた場合、床下の基礎部分はすでに食い荒らされている可能性は大きくても、すぐに家が傾き始めるわけではありません。
2.シロアリかどうか確認を
そもそもその虫はシロアリですか?
特に羽アリの場合、シロアリか他のアリか見分けがつきにくいのです。
チャタテムシというシロアリによく似た虫もいます。
3.殺虫剤はできるだけ使わない
気味悪がらずにその虫を捕まえて保存しておいてください。
捕まえるために虫の個体に殺虫剤を使うのは構いませんが、虫の出てきた穴や、虫の列に向かって殺虫剤を吹きつけるのはやめてください。
生き残った集団が殺虫剤を嫌って家中に分散してしまう恐れがあります。
分散した群れを完全駆除するのは容易ではありません。
4.シロアリ駆除のプロに無料調査を依頼
シロアリ(もしくはシロアリらしきもの)を見つけたときは、屋内の場合は特にプロに調査を依頼しましょう。
多くの業者が調査・見積もりまでは無料で行ってくれます。
シロアリ発見時の対応まとめ
シロアリを発見した場合、すぐに殺虫剤を撒いてしまいシロアリ駆除対応規模を拡散してしまう人が後を絶ちません。
「シロアリ?」
と思ったら、まずは「捕まえて」冷静に行動しましょう。
【シロアリを発見した時のまとめ】
2.じっくりと観察し、回りにもいるかどうかを確認
3.屋内で複数見つけた場合は、シロアリ駆除業者に相談
4.屋外で複数見つけた場合は、付近の巣になりそうなものを破棄、または専用薬品を撒く